九州みどりの食料システムEXPOロゴ

九州開催

会期2026年1028日(水)~29日(木)10:00~17:00(最終日のみ16:30まで)

会場マリンメッセ福岡B館 MAP

2025年の大好評の企画展示

「農業イノベーション」

参加企業

プロダクトソリューションエンジニアリング

 ブロッコリーの花蕾サイズを自動計測し、花蕾サイズの選別収穫が可能な選別自動収穫機をご紹介します。この収穫機は、2028年から産地への供給開始を目指して開発中です。

 国産ブロッコリーの大半を占める青果市場向けブロッコリー生産圃場において、出荷に適したサイズの花蕾だけを選択して自動収穫することが可能となります。私たちの収穫機では、AIを搭載した花蕾 検出システムを備え、花蕾サイズの選別をした上で、人手による収穫作業と同様に外葉カット、茎カット、花蕾回収を自動で行えます。現在は生産圃場を中心に、使用環境に応じた技術検証とプロトタイプで のシステム実証、全国の複数産地での機械化体系を前提とした実証試験を進めています。

この開発プロジェクトは農林水産省の「スマート農業技術活用促進法に基づく開発供給実施計画」に認定され、「令和6年補正予算ス マート農業技術の開発・供給に関する事業」の委託を受けて実施しています。

システム計画研究所

  畑ごとの健康診断を通じて、土壌病害の発生リスクを事前に評価し、最適な対策を実施する病害管理「HeSoDiM(ヘソディム)」と、それを支援するAIアプリ「HeSo+(ヘソプラス)」を出展します。
 従来の地域単位の防除暦に基づく病害対策は、個々の畑にとっては過剰な農薬使用になることもありました。HeSoDiMでは、播種前に畑ごとに診断を行い、病害の発生リスク(発病ポテンシャル)を評価、 必要なだけの対策を講じることで、効果的かつ低コストな病害管理を実現します。これにより、生産性の向上と収益性の改善を目指します。
 HeSo+は、土壌分析や栽培履歴などの情報をもとに、AIが畑ごとの発病ポテンシャルを診断・予測し、そのレベルに応じた対策技術を提案するWebアプリです。写真や病害の発生状況の記録を共有で きるため、生産者と指導員の間で情報をスムーズにやり取りし、協議や意思決定を支援するコミュニケーションツールとしても活用できます。

電信

自社開発のIoT通信システム、クラウドシステムを利用した製品を主に展示。
・害獣捕獲監視カメラ、害獣捕獲監視・通知センサ、常時監視カメラシステムの実機展示。害獣捕獲のDX化を推進。
・IoT水位監視システム(超音波センサ・水圧センサ)、IoT雨量観測システム、ビニールハウス内環境モニタリングシステムの御紹介。
・クラウドシステムの製品として、害獣目撃情報システム、害獣捕獲システム「ハンターレコード」の御紹介。

グリーン

【儲かる】 e-kakashiは、センサーで収集した環境データに加え、気 象・生育データをもとに、「今、何をするべきか」の判断に役立つ分析 結果を提供する農業向けのAIサービスです。初年度から増収増益が 達成できた事例が多数あります。

【簡単分析】 導入したその日から、植物科学の知見を積んだAIによ る「植物が環境ストレスを感じているかどうか」「いつころ収穫適期か」 「病害虫の発生リスクが高まるのはいつか」などをお知らせするア ラート機能が多数使えるから。単純に環境データの見える化にとどま らず、栽培の判断に使える形で分析結果が見える化できるのが特徴 です。生育環境を整えることで生長が促され、生産性を高めつつ秀品 率の維持・向上が目指せます。 さらに生育記録とセットで分析すると、 現在の環境や生育を診断し、アドバイスする機能もあります。

【簡単設置】 デバイスにセンサーをつなげて電源を入れるだけで、 自動でデータ計測が開始されます。面倒な通信専用の工事も不要で す。施設はもちろん、防水防塵、ソーラーパネル付きの充電池内蔵モ デルなので、電源につなげることなく露地でも使えます。

MOGITATe

MOGITATe(モギタテ)は、地域の活性化と持続可能な農業を目 指し、スマート農業の普及とビジネスの成長を効率的かつ実践的に 支援するコンサル会社です。

国・自治体を含めた豊富なネットワークと実績により、最先端の農 業技術の導入に関するアドバイスや、農業マーケット参入プランの提 案を行います。さらに、 ブース展示会やデモ体験会などのイベントを 全国各地で企画運営し、最新技術を実際に体感し、スマート農機・ サービスの提供側と生産者が商談できる場を提供します。

また、地域のニーズ・課題に応じたセミナー講師の派遣や先進地域 の視察ツアーの実施を通じて、参加者が具体的な導入例を学び、農 業の未来を広げるきっかけを作ります。九州アグロ・イノベーションで は、これらの取組を具体的に紹介する予定です。

アグリツリー

 当社は、農地の上部空間に太陽光パネルを設置し、下部で農業継 続を可能にするソーラーシェアリングのコンサルティングとEPCを提 供しています。以下の特徴を持ちます。

【ハード】 ・細型パネルを用いて十分な設置間隔を確保しており、作物 への影響を最小化できます。 ・温室ハウス一体型のソーラーシェアリ ングもご提案できます。

【ソフト】 ・全国での導入実績により、最適な設計と適地適作の提案が 可能です。 ・農業者・地域・電力需要家と連携し、収益分配モデルをご 提供します。 ・農業収益と発電収益のダブルインカム化によって、農 業の持続可能性向上を促します。

【株式会社DEN農】

株式会社DEN農は、スマート農業を起点に地域課題の解決を目指 す地域型スタートアップです。行政や大学、アグテック企業と連携し、 企画から実装までを支援するワンストップサービス型の伴走支援を 行っています。

私たちは「アグリインサイトエキスパート」として、アグテック企業に 対して実地試験圃場の提供や専門的なアドバイスを行い、農業ビジ ネスの社会実装を支援しています。 展示会では、IoT、AI、ドローンな どを活用したスマート農業の導入事例や、離島・中山間地域での地域 づくりの取り組みを紹介し、持続可能な農業の未来像を提案します。

テムザック

当社では、2023年より自らも稲作を行いながら農業用ロボットの 開発を行っています。

特に中山間農地など、小規模・変形・アクセス困難な圃場でも利用 しやすいロボットを発表してきました。・設備・設備・設備・設備「収量が 多少落ちても、それを上回る省力化によって、稲作の継続ができるロ ボット」をコンセプトに、中山間農地の維持に貢献したいと考えていま す。

当社の雷鳥シリーズや愛知県と共同開発中の条間除草ロボットな ど、これまでに開発した省力化農業への貢献をめざすロボットを展示 します。

また当社では、ロボットの開発のみならず、ロボットの貸出や農作 業支援、生産した米の買取など一連のサービスを提供するプラット フォームの実現もめざしています。農業ロボット開発について連携協 定を締結した宮崎県延岡市での取り組みに加えて、九州および他地 域との実証も今後進めていく予定であり、そのサービス構想につい ても展示します。

UECS

UECSは、日本で開発された施設園芸向けの自律分散型環境制御 システムです。
温室内のセンサーや制御機器をネットワークで接続し、共通規格に基 づいて協調動作させることで、温度・湿度・CO2濃度・日射量などを 最適に制御します。通信規格はインターネットと同様で、拡張やカス タマイズが容易です。

低コストなオープンソースハードウェア(Raspberry Pi、Arduino) を活用し、中小規模施設でも導入可能なシステムを提供します。省力 化・省エネ・高収益化を実現するスマート農業の基盤技術です。

「スタートアップエリア特集」

参加企業・団体

【農業・食品産業技術総合研究機構】

・出展内容:多点多項目計測システム

多点多項目計測システム

このシステムは簡素で低コストな構造で栽培施設内の環境を計測し、計測値をネットに配信する機能を持ちます。現在久留米事業場でキュウリを栽培する高軒高ハウス内の192点で温度・日照を計測し、 計測値をインターネット上のデータベースに送信しています。

計測点は栽培ベッドごとに水平・垂直方向に0.5m間隔で設置され、1秒ごとの計測・配信を続けています。配信された計測 値はスマホなどで受け取ることもできます。久留米のほかにも合志や宮崎市など 九州各地で設置・計測した実績があります。

【イチゴパックロボコンソーシアム】

・出展内容:イチゴパック詰めロボット

イチゴパック

イチゴの出荷調製作業は熟練を要すること、15℃以下の低温下での選別作業を長時間強いられる過酷な労働環境や高齢化等により人手不足等が課題になっています。

そこでこれらの問題を解決するため、収穫箱内のイチゴの位置と向きをAIにより自動判定し、独自のロボットアームを用いたソフトハンリング機構でイチゴを傷つけることなく重量別に選別して、自動でパック詰め作業を行うロボットを開発しました。ロボットは1時間あたり12kg程度の処理能力を有し、1.5~2人の省力化が可能です。
なお、本年度より上市予定です。

【スマート農業イノベーション推進会議(IPCSA)】

IPCSA

スマート農業イノベーション推進会議(IPCSA, イプサ)は、農業者を中心に、民間企業、教育機関、研究機関等の多様なプレーヤーが参画する協議会です。

【五條吉野柿生産スマート化コンソーシアム】

・ 出展内容:自動灌水システム

自動灌水システム

独自の通信方式を採用し、中山間地域で“繋がる“LPWAN(Low Power WideAria Network)を利用した自動灌水システムです。

伝達距離100kmの通信チップを採用、集落にある1つの基地局から、圃場に設置した子機を介して、中山間地域全体に広がるメッシュネットワークを構築できます。子機はソーラーパネルで稼働し、1台で最大2個の電磁弁を開閉できる仕様です。

また、子機には機能拡張ポートも実装されており、各種環境センサーを取り付ければ、圃場の気温や湿度、土壌水分量などをほぼリアルタイムで取得することも可能です。将来的にはエッジAIで圃場で撮影した画像を診断して灌水判断情報を提供するなど、AI活用にも対応していきます。システムの操作はスマートフォンから可能で、灌水予約の他、圃場の気温などの表示や灌水の目安、収穫のピークや量の予測情報などを提供します。

【福岡県農林業総合試験場】

出展内容:振動を利用した害虫防除

農林業総合実験場

M果菜類の施設栽培における微小害虫の防除では、薬剤抵抗性の発達が問題となっており、化学農薬に依存しない害虫の物理的防除技術の開発が求められています。

これまでの研究により、トマトの難防除害虫であるコナジラミ類は特定の振動に対して忌避行動を示すことや交尾行動が阻害されることが明らかとなっています。 そこで開発されたのがトマト等の植物体に一定の振動を伝える磁歪式振動装置です。磁歪式振動装置の内部にはコイルと振動素子が内蔵されており、コイルに交流電流を与えることで磁場が周期的に変化、振動素子の上下に曲がる動作が連続し、振動が発生します。これにより、狙った振動周波数を瞬時に発生させることが可能となります。

施設栽培のトマトでは、直管パイプやビニール紐リールなどの誘引資材を用いて誘引することが一般的であるため、磁歪式振動装置は一般的な直管パイプ(直径約20㎜)に取り付けられる構造となっており、誘引資材を通してトマトに振動が伝わります。

本研究では、100Hzで日中断続的(7-18時に15分おきに1分間、1秒間振動持続し9秒停止)に振動を与えることによるタバココナジラミ密度抑制効果を検証しています。

【九州大学農学部農業生産システム設計学研究室】

九州大学農学部

ブースでは以下の内容を紹介します。

1.ユビキタス環境制御システム(UECS)を用いた園芸施設の環境制御
2.植物の水利用状況を把握するための排液量センサー
3.植物の生育状態をセンシングする計測ロボット
4.植物画像から生育特徴量を抽出するフェノタイピング技術

「最新のスマート農業技術関連情報
(協力:農林水産省)」

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「前回の報道・記事掲載」

9月25日 「日本農業新聞」

「不耕起V溝直播栽培対応有機後押し除草ロボ」

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9月19日 日本農業新聞

「和牛に合う日本茶・カクテル新たな味わい提案」

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9月18日 日本農業新聞

「農業の新技術競演」

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9月17日  スポーツニッポン九州版  TV欄掲載

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9月10日 日本農業新聞

「 日農ニュースPlus」

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8月27日 日本農業新聞1面

「9月17日から福岡市で資材・技術一堂に」

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8月21日 日本農業新聞1面

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