今ほど4料(食料、飼料、肥料、燃料)の自給率引き上げの必要性を痛感する時代はなかったのではないでしょうか。従前の輸入に依存した日本人の食生活は、「平和な世界・安定した国際的な4料のサプライチェーン」を前提としておりましたが、その前提が現下のように崩壊すると、突如我々の豊かな食生活はリスクに満ちた「砂上の楼閣」に変質しました。
九州は人口が我が国の約10%ですが、農業産出額は約20%の食料供給基地です。しかし、食料生産者の高齢化・後継者不足に加えて4料の価格高騰等の困難に直面しています。困難を克服するには、英知を結集して、食料生産、加工流通、消費の各段階でDX等により生産性向上を図り、資源の有効利活用・生産物の高付加価値化を実現することが必要です。
出展者と参加者の方々の情報交流、それによる技術高度化を通して、九州が全国の食料基地として一層発展することを願っています。
ご関連の商材をお持ちのみなさまのご出展をお待ちいたしております。
学校法人中村学園 顧問
(中村学園大学 前学長、九州大学名誉教授)
甲斐 諭