九州みどりの食料システムEXPOロゴ

九州開催

会期2024年1023日(水)~24日(木)10:00~16:00

会場マリンメッセ福岡B館 MAP

EN

企画展示
「スマート農業~ビヨンド農業の体感ゾーン~」

協力:MOGITATe
ブースNo:B-03

「スマート農業 ?ビヨンド農業の体感ゾーン?」

 本ブースでは、センサーやデータ分析、ロボット・AI・ICTなどを活用して、効率的で精密な農業を実現する「スマート農業」をベースとし、「ビヨンド農業(従来の農業の限界を超え、環境、社会、経済の持続可能性を追求する新しい農業の考え方)」のコンセプトに基づき、各企業・団体が農業生産の枠にとらわれない最新技術・製品やビジネスモデルをプレゼンします。
 これまでの「スマート農業」とは次元の異なる「ビヨンド農業」に触れることが可能です。

「ビヨンド農業」の3つの柱

①環境への配慮

 化学肥料や農薬の使用を減らし、土壌や水資源を守り、温室効果ガス排出を抑制する。

②社会的な公平性

 農業従事者の身体的負担の軽減、労働条件改善、地域社会への貢献、食料の公平な分配を目指す。

③経済的な持続可能性

 農業の収益性向上、雇用創出、地域経済の活性化を図る。

「ビヨンド農業」の主なメリット

「環境負荷の低減」

「食料自給率の向上」

「地域の活性化」

「収益性の向上」

出展商品

ICS SAKABE

 製造業の企業へ業用ロボット活用をはじめとした、生産現場の自動化を支援するICS SAKABEは、以下の3台のロボット展示を予定している。
①運搬ロボット『PuduHolaBot』
②ワゴン・ラック配送ロボット『StarLift150』
③清掃ロボット『PuduCC1』

システム計画研究所(ISP)

 科学技術分野に特化したソフトウェア開発を行うシステム計画研究所(ISP)は、今回、『HeSo+(ヘソプラス)』と『ISP edgeAI』の実際のデモシステムを展示する。
●『HeSo+』は、農業に一次予防の考え方を取り入れたHeSoDiM(ヘソディム)を用いて、作物の土壌病害の発生を診断・予測するAIアプリで、病気の出にくい畑づくりに貢献する。
●『ISP edgeAI』は、農場や店舗などの現場(エッジ)側にて、AIを実装し、遠隔化・自動化・省人化を実現するソリューション。柔軟性と堅牢性を備え、多数の運用例がある。

グリーン

 グリーンの『e-Kakashi』は、栽培にいかせる形でデータを収集して見える化し、目的にあわせてデータ処理・加工を自動で行い、栽培ナビゲーションが「今なにをするべきか」を提案。最適な栽培環境に導くための判断をアシストする。

ユニバーサルロボット・協和商工

 協和商工は、ユニバーサルロボット(UR)の「協働ロボット」とFingerVisionの「視触覚センサ内蔵ロボットハンド『FV+ Gripper』」を組み合わせたピック&プレースデモを行う。
 対象物の形状や重心に応じて力と滑りを検知したうえで把持力を最適化することで、多品種・不定形・軟体物への柔軟なハンドリングを実現する。

NEXYZ.

 NEXYZ.の『ネクシーズZERO』は、設計から施工まで初期投資が一切かからず、月額料金のみでスマート農業や農業用ハウスが導入できるサービス。国内主要メーカーの製品を多数取り揃え、北海道から沖縄、離島まで全国どこでも対応が可能!

B&B Lab.・BEAGLE

 テクノロジーで農業DXを推進し、高収益化をサポートするB&B Lab.は、「スマホで簡単、安心管理で収益アップ!」を掲げ、以下のコンセプトをプレゼンする。
・スマホで電磁弁の潅水スケジュールを簡単設定
・モニタリング・通知機能で安心管理
・環境制御(UECS)連携で最適潅水制御を実現
 BEAGLEは、農作物のあらゆる生産工程をリーズナブルにデータ化することで、安定した収量の確保や食味の向上に寄与する栽培管理技術を提供する。
 代表者は、京都大学にて修士号を取得後、ESG価値と企業価値の相関を対象にした定量分析をテーマに九州大学工学部都市研究センターにて多数の産学連携プロジェクトの企画立案・施行を行う。また、大学での研究成果を社会実装するべく、大学発AIスタートアップの創業に関わる。

九州大学農業生産システム設計学研究室

 九州大学農業生産システム設計学研究室では、ICT(情報通信技術)機器やオープンソースを活用した環境計測・制御システムを導入して農業生産を高度化しようとする様々な研究が行われている。例えば,圃場では環境モニタリング装置が複数稼働し,これらにより計測される気温,湿度,日射量等の環境情報を用いて,農作業の意思決定が行われるようになってきている。一方,施設園芸ではこれらの情報を活用して,施設内の環境制御装置を適切に運用する複合環境制御が実現されている。

ノーエン

 ノーエンの『AgriC』は、DX技術を用いて、作物の生育を大きく左右する天候・気象と農業を結びつけ、安定した生産、作物の高付加価値化、消費者が満足する美味しさを実現するアプリケーション。

笑農和(えのわ)

 笑農和(えのわ)の「水田の水管理システム『paditch(パディッチ)』」は、農作業工程で一番多くの時間を使う水管理工程をスマホで簡単に遠隔操作・自動化する画期的な製品。お米の収量・品質アップに貢献できる。また、「中干しモード」により、水田由来のカーボンクレジット創出(田んぼの収益化)にも活用が可能。

DEN農

 DEN農は、福岡市より「Fukuoka Cityスマート農業マッチングプロジェクト」事業を業務受託。福岡市内における農家のニーズや課題の調査し、スマート農業関連事業者とのマッチング支援や同市内の今津リフレッシュ農園を活用したスマート農業関連事業者における実証実験の支援を行い、福岡市のニーズや課題にあったスマート農業を推進する。同市内の農家向けにスマート農業に対する認知度向上を目的としたマッチングイベントも開催。